カンパネルラ疾走

先日猫専門の写真家である板東寛司さんの仕事場を訪ね、
諸々細かい打ち合わせなどを行なって来たのですが、
私がずっと音源制作にあたっている猫のDVDというのは
実はこの板東さんの作品だったのですね。
板東さんは数々の猫の写真集を出されてる方なので
猫好きな方は一度はご覧になったことあるかと思うんですが、
彼の初めての映像作品となるのです、今回のDVDが。
それの音楽担当をまかされたということで私の張切り度も高かったわけですが、
何とこの日初めて素材の映像を見せてもらうというワイルドな進行具合で。
全く映像も見ずに音楽作ってたのかよという話なんですけどね。
全く映像も見ずに音楽作ってたのですよね、私。
まあでも実際仮ミックスの音源と映像の素材を合わせて見てみたら
なかなかハマっていたのでひと安心しましたけどね。
これから音楽と映像を摺り合わせて編集していくわけですが、
まだ出来てない曲もあるしで先が長いです。
それこそ彼の写真集見て癒されながら頑張りたいところです。

寝ん猫 (文春文庫PLUS)

寝ん猫 (文春文庫PLUS)


ところで打ち合わせのあとふと漫画家のますむらひろし先生の話になって、
(板東さんのギャラリーでますむら先生が個展をしていたというので)
「僕、ますむら先生のファンなんですよね」と板東さんに言うと
「あ、そうなの?じゃあポスターあげるよ」と、
ますむら先生の初期の絵柄のポスターを板東さんからいただいてしまい、
思わず「ひゃっほう」と5センチほど跳んで喜んでしまったのですが、
いやーマジで嬉しかったですね、ポスター。
ありがたく額に入れて飾ろうかと思います。
ますむら先生が70年代にガロに描いてた頃の妖しいタッチが私は好きなのですよね。
そんなわけで猫の縁も広がったということで、
さらにレコーディング頑張ろうと思います。
何か久々にますむら先生が描いた「銀河鉄道の夜」の
ブルカニロ博士編を読みたくなってしまいました。
秋の夜長に読みたい作品じゃないかしら、これって。