ブックオフとモノレール

この1週間千葉通ったり泊まったりその合間リハに行ったりと忙しく動いておりました。
流石に草臥れましたね。
今月まだ1日も休んでないんですもの。
そんな中折角だからとデパート終わった後に千葉周辺のブックオフを調べて行ったりしたんですが、
(早く帰って休めば良いものを・笑)
千葉駅をちょっと離れてしまうともうすんごい寂れた雰囲気になるんですね。
千葉のひとつ隣駅なのに駅前に名前の知らないコンビニ1軒あるだけみたいな静かな佇まいで。
千葉駅が割と都市っぽい感じなのでその落差に驚きましたね。
そんな地元の人じゃないと降りないような隣駅で降りてブックオフ目指して歩いたんですが、
場所の説明が簡素なので違う口に降りてしまったらしく全然辿り着かず。
30分くらい夜の街を彷徨ってしまったんですけどね。
人がほとんど歩いてない国道をとぼとぼと歩いていると頭上をモノレールが走って行ったりして。
空中移動するバスといった佇まいで。
その未来都市ぽい光景と地方の郊外の寂れた雰囲気の同居に妙な味わいを感じましたね。
モノレールが街中を走ってるのって東京以外であまり見ないですからね。
そんな未来感満載なのにJRの駅前は見知らぬコンビニ1軒しかない寂れ感なんですよ。
路面電車とか珍しい乗り物を街中で見るとおっと思いますが
地元の人は日常として見慣れてしまうのでしょうかね。
ちょっと一度乗ってみたいものだと思いましたよモノレール。
そんな中何とか地図を見ながら軌道修正してブックオフに辿り着きまして。
国道沿いの大きな郊外型の店舗でしたけどね。
今回はざっと斜め見しただけでしたが数冊買いました。
じっくり2時間くらいかけて探せばどんどん出て来そうな雰囲気でしたね。
全国の地方の郊外にこういう大型のブックオフが点在してると思うと凄いですよね。
どこか遠方の地方の国道沿いのブックオフの棚に
うっとりするような美しい煌めきを持った本がひっそりと眠っているのではないか。
そう思うとそれを手に入れに行かなくてはならないという使命に燃えてしまうのですが、
いざ行ってみるとそうそう出会えないのですよね。
そんな古本ロマン(?)に想いを馳せながらまた国道をとぼとぼと歩いて駅に戻ると
ちょうど電車が行ってしまった後で。
次の電車まで15分、誰もいないホームでぽつねんとしてると
ここ本当に千葉の隣なのかと思う程の旅情が漂っており。
ただぼんやりと夜に目を凝らしたりしたのですが、
こういう電車を待っている15分をかき集めたような休日の1日って凄く贅沢なんじゃないかと
ふと思ったりした次第です。
古本を抱えて。
千葉にて。