夏のおもいでをもいで

山田稔明ワンマンライブ、無事終了しました。
ご来場下さった方々、どうもありがとうございました。
今回私はガットギターとピアニカで参加させていただきました。
ツアーのファイナルということでかなり盛り上がったんじゃないでしょうか。


今回のバンドはまた初めての組み合わせで何だか新鮮でしたね。
イトケンさんと組むのはfwjのライブ以来だったでしょうか。
安宅さんとベースのエビちゃん(会って間もないのにすぐにこの呼称で統一されてました)
とは初めてだったんですけどね。
三鷹にある昭和の香り漂う公民館みたいなところでリハしたんですが、
ほぼ初対面なのに良い雰囲気になってたのはこの場所のおかげもあるんでしょうか。
まるでひなびた温泉旅館みたいな内装の建物なんですよね。
演奏終わったらひとっ風呂浴びるか、みたいな風情で。
勿論浴びませんでしたけどね。
風呂ないし(笑)。
風呂はないけど合宿然としたリハで楽しかったですね。
あとでイトケンさんに聞いたらd.v.dのレコもここで行なったそうで。
あのツインドラムがこんな昭和なところで録られていたとはという感じでしたが。


そんな三鷹でのノン風呂リハを経ての本番でしたが、
またもや3時間近くの長いステージで。
なんでそんな長くなるかというと曲数も多いんですがお喋りも長いわけで。
今回は私も喋りの合いの手をやらせていただきましたけどね。
普段同じラジオ番組を聞いている身としてはそういうノリで合いの手を入れたくなるのです。
後半のさだトークは今回のツアーの白眉だったんじゃないでしょうか。
(白眉がさだトークかよというツッコミもありそうですが・笑)
「Hanalee」で語られる未来予想トークも面白かったですしね。
今回はツアーの集大成といった感じのセットでお客さんも喜んだんじゃないでしょうか。
リハ1回しかないし、リハでまた曲も増えたので結構あせりましたけどね。
もっと練習しないとなと決意を新たにした次第ですよ。
今回は私も急遽小沢健二の「ある光」を一緒に歌わせていただいて。
今回のオザケンのひふみよツアーではさわりしか歌われなかった曲ですけどね。
山田氏と2人でリハで「僕の心は震え」という語りの部分を喋っていたら、
若いエビちゃんが「原曲でもそんな語りが入ってるんですか?」と驚いてましたけどね。
いい大人2人が突然語り出したので「何事?!」と思ったのでしょうか。
中盤では安宅さんが場内爆笑率100パーセントの鉢巻き姿で登場したり、
イトケンさんの誕生日プレゼント授与などあったり、
エビちゃんへの公開ムチャぶりなどあったり、盛りだくさんの内容でした。
お客さんは山田氏の歌とお喋りをたくさん堪能して満足したことでしょう。
我々もすっかり楽しんでしまいました。
終演後、イトケンさんの大阪土産のたこやきスナックを楽屋でぼりぼり食べながら
「夏の思い出……」と三点リーダを用いて余韻と共にそっと呟いてしまった私です。
夏の思い出第1弾にするという個人的な目論見は何とか成功に着地した模様です。
見に来られてたみなさんは如何だったでしょうか。
私もまさか夏の思い出第1弾が大阪の風味になるとは思いませんでしたが(笑)。
片付け後、「友達と風呂に行く」と言っていたエビちゃん
「やっぱ風呂やめました」とそのまま打ち上げに流れ、
全員揃ってノン風呂打ち上げと相成ったのですが、
(打ち上げに風呂がある方が珍しいですが・笑)
みんなひとっ風呂浴びたかのような爽やかな表情をしておりました。
いやーバンドって本当に楽しいものですね。
関係者各位、お疲れさまでしたということで。


ちなみにこの日山田氏の着てたTシャツの柄を見て
「お、それブルース・スプリングスティーンですね!」と言うと
「や、これブプース・スプピングスティーンなんだ」と、
よく見せてもらったら思い切り偽物のやつでした。
細部までネタを仕込んで来る男です。
ブプースて。