夏の旅 最終日

一夜明け、次の日は早朝から近くで行われている日曜市をみんなで見学し。高知の日曜市は有名らしく、野菜や果物、魚など売る屋台がずらりと並び、果てが見えぬほどかなりの長さまで続いており。それはもうなかなかの壮観でしたね。我々はCちゃんのアドバイスに従い行きは何も買わず「何?みょうががひと山100円だと?安っ!」「トマトもきゅうりも100円だと?安っ!」「あのすだちも100円だと?買いだな!」などとある程度目星を付け、帰りにそれらを買って行く作戦を遂行しようと物色してたのですが、朝から猛暑ゆえ歩くのもつらく、ふらふらになり。店員のおばちゃんも暑さにやられ、うとうと寝てたりしており、なかなか過酷な状況でしたね。そんな中昨日かき氷を食べたカフェterzo tempoのご主人も買い物に来ていて我々と再会し。この日彼は昨日私が着ていたのと同じ柄の山田猫Tシャツを着用しており、昨日の私と日をまたいでのペアルックという展開になっていたのですが、彼は「安心してください、着ていますよ」とでも言いたげな、とにかく明るい誰かの如き様相で私にニコニコしながらシャツを見せるので、すっかり好感を抱いてしまった次第です。山田Tシャツが高知で縁を繋ぐとは。
その後、そのご主人が「美味しいですよ」と勧めてくれた店でトコロテンなど食べたり、高知名物アイスクリンなど食べたりしながら市場を眺め。骨董や古本などもあったのでそれらも物色しましたが、なかなか面白かったですね。暑いのを除けば。そして全部の店を見たので帰りがてらあれこれ買い物などして。
流石に暑さでバテたのでちょっと休憩しようと屋内にあるフードコートの様相の施設に入り休もうと思ったらそこが観光客で大混雑しており。混雑は良いとして、まだ午前中なのにそこかしこで酒盛りが始まっていて、驚きましたね。みんなカツオのたたきとかつまみながらビールなど飲んでいるのです。一瞬別世界に入り込んだのかと思いましたが。そんな混雑の中でも空いていた店に入り、私もついビールなど飲んでしまい、別世界の仲間入りをし。暑いからまた美味いのですね、昼ビールが。この朝市からのビールという展開が旅の最後のハイライトとなりました。楽しかったですね。
そんな昼ビールに酔っていたらもう帰りのバスの時間になり。たくさんの荷物を抱えて急いで移動しバスに乗り込み、帰路に着きました。あっという間でしたね。
色々な交流もあり、事件などもあり(笑)、盛りだくさんの四国旅となりましたが、これも紹介や案内や調整をしてくれたCちゃんのおかげです。同行のKちゃんにも助けられましたし、アテンドしてくれたIさんと高橋さんにも感謝せねばなりません。そんな感謝の念を抱きつつ、バスに揺られて鎌倉へと帰った私です。また機会あれば訪れたいものです。
そんなわけで短い夏休みが終わりました。こうなると秋の到来はもうすぐなのです。とにかく短いのです。夏というやつは。