空間に泣く

そんなわけで今日もpasadena見に行ってきました。
会場のある学芸大駅に行くのは数年ぶりで、
東横線に乗るのも久し振りで、
何か普段と違う電車っていいなあーとか思いながら
lymの宮崎さんと待ち合わせて行ったんですが。
会場のtrayってなかなかいい雰囲気でした。


pasadenaもギター二人での演奏で、
落ち着いた感じで良かったです。
バックに石本さんの奥さんの幼少時代の映像が
流れていたんですが、それがすごくいい質感で、
曲ともマッチしていて、素晴らしかったです。
「あーうちの姪もあんなことするわ。」
とか思いながら見てたんですが(笑)。
万博の映像とか歴史的資料としても
興味深かったです。


で、昨日あんまり見れなかった
echo mountainですが、ギター、トランペット、
キーボード、ミキサー、など総勢8人でした。
ベースをシンベでやっていたり、
エレキの他にガットギターがいるとか、面白い編成だなと
思ったんですが、サウンドはかなり気持ち良かったです。
メロディーがいいし。
あと女の子のメンバーが全員かわいいですね(笑)。


で、最後のHAKASE-Sunですが、
フィッシュマンズ、リトルテンポと、
活躍してきたレゲエキーボーディストですが、
なんていうか泣きましたよ、五十嵐くん(笑)。
華麗なるキーボードさばきを間近で見ていて、
思わずフィッシュマンズのライブ盤
「Oh! Mountain」でのプレイを思い出してしまいました。
いやー曲もすごく良くて、
しみじみしつつもリズムには乗ってしまって、
「あー音楽っていいなあっ」と
思いながら聴き惚れてしまいましたよ。
石本さんに聞いたら、ハカセさんは
高価なケーブルや電源をいくつか持参してきて
試しながら一番いいやつをセレクトしていたそうで、
そういう話を聞くと
「さすがプロ。」
とか思ったりしますね。
あとペダルを踏む時にスニーカーを脱いでたのにも
何か感心してしまいました(笑)。
裸足になるキーボーディストって結構多いんですけど、
やっぱりペダルを踏みにくいんでしょうか。
ギターリストってエフェクターをガンガン靴で
踏みまくりますけど。
(あれって家でプレイする時には手で踏んだりするので
あんまり気持ち良くないですね 笑)
それにしても一番感動したのが最後にやった
「なんてったの」ですね。
フィッシュマンズ時代の名曲ですが、
マイスティースのカバーバージョンのマイナスワンの
テイクにピアニカで主旋律を奏でてたんですが、
なんかもう泣きましたよ、五十嵐くん(笑)。
いい曲ですよね〜。
なんていうかサービスだったと思うんですけど。
いやー、今年の夏はHAKASE-Sunで決まりですね。
lymの宮崎さんもがんがん撮影していました。
(一応事前にハカセさんに「撮ってもいいですか?」
と尋ねてましたが「うん、いいよっ!」と実に爽やかに
快諾されてたのにもちょっと感動しました 笑)


それにしてもフィッシュマンズ時代のハカセさんの曲、
「Woofer Girl」とか「オアシスへようこそ」とかも
ぜひもう一回聴いてみたいですね。
抽象的かつ、哲学的な少々難解な歌詞ですが、
(特に後者における、「君が立っているのは黒い手の上」
「あてのないけんかは孫の代までは続かない」など)
ああいう異色の曲が混在していたとこに
フィッシュマンズの面白さと言うか
狂気みたいなものを感じる僕なんですが。


そんなわけで素晴らしい音楽に
すっかり触発されたわけですが、
まだ完成してないレコーディングをがんばります(笑)。
締め切りはすぐなわけです。