くるりのドラマーは彼に

昨日ちょこっと、だいたろう氏の話を書きましたが、
彼、ドラマーとして数々の現場で活躍中なんですが、
この間のくるりのツアーでもパーカッションをやっていて。
元々くるりから最初のドラマーが脱退した時に
サポートで彼が叩いたのですが、その時には
このまま正式メンバーに入れてもらえるといいね、
なんて話していて、彼もそれを望んでいたのですが。
その後クリストファーなる外人さんに決まってしまったのです。
残念だったのですが、その後パーカスとかで参加しながらも
正式メンバーになる目標を持っていたようで。
くるりのドラムは俺しかいない、
日本人のほうが気持ちがわかり合える、みたいなことを
言っておって、そうなるといいな、なんて僕も思ってたんですが。
そう思ってたらくるりからクリストファー氏脱退したんですよ。
しかも今日。
http://www.quruli.net/
しかも今後のツアーやレコーディングはだいたろうが
ドラムやるそうなんです。
もうこれを機会に彼を正式メンバーにしてやってくださいよ、
くるりのみなさまよう、と言いたいのですが(笑)。
元々彼は「ラブサーカス」〜「各駅停車」〜「FEED」と
主に3つのバンドで活動してきたんですけど、
そのどれもで挫折してきてるのですね(笑)。
僕とは各駅停車で一緒だったんですけど、
彼の苦悩する姿を間近で見てきて、また彼のその後の
波乱のドラマー人生を見てきて、
才能あるのになかなか認められないその苦しみなんかが
よーくわかるし、僕の周りの人たちも
だいたろうだけはなんとか成功してほしいものだ。
と応援しておったのです。
とにかくドラムで飯を食う、ということに
一番こだわっていたというか、
彼からドラムとったら何があるのか、くらいな男なんですが
(これは褒め言葉なのですが)
そんな苦節十何年の太鼓叩きが
どのような活躍を見せるのか、
ここは彼の勝負どころだと思うのですね。
ぜひあたたかく見守っていきたい所存なのですが。
いつもこのページをご覧の方々も、
たまたまこれを見たくるりファンの方々も、
ぜひぜひだいたろうを応援してあげてください。
ところで2年くらい前か、初めてだいさんがくるりで叩いた時に
僕らも見に行ったのですが、
リキッドルームかどっかでしたが)
その時に「マーチ」って曲で、
だいさんが気合い入れすぎて、
最後、スネアの1発がこぼれたんですよ。
その様子になんか僕、彼のドラマーとしての人生を
ちょっと垣間見たような気がして、
哀しみっていうか、男の背中を感じてしまって(笑)、
ぐっときてしまって。
それがものすごく印象に残っているのです。
なのでくるりの曲のなかでも「マーチ」って
なんか好きなんですよ僕(笑)。