謹賀新年ってことで

みなさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
というわけで元旦から労働している私ですが(笑)、
みなさんいかがお過ごしですが。
今年がみなさんにとって良い年でありますように。


えー元旦から帝国ホテルで休暇を過ごす宿泊客のために
いろんな催しが用意されていて、
その一環で職人や大道芸人さんなどが呼ばれていて、
僕もそこに出ているというわけなんですが、
さすがに12時間のスケジュールはきついですね。
まあ宿泊してる方は一日中そこにいますから
しょうがないんですが。
でも働くしかないですからねもう(笑)。
がんばるしかないんですが。


ところで、僕が実演している隣に大きいゲームコーナーが
あって、なんかそこから一日中太鼓の
「ドンドンドンッ」というサウンドが聞こえて来るので、
何事かと思って見たら、あの、曲に合わせて太鼓を叩く
太鼓の達人」とかいうゲームを
子供たちがやっているのですね。
僕、見るの初めてだったんですけど。
で、仕事しながらずっとその太鼓を聞いているのですが、
子供たちはさすがにリズム感あんまり良くないんですね。
つい「スタジオで個人練しないとだめだな。」とか、
思ってしまったのですが(笑)、
しかしあのゲームはホント大人気なんですね。
今朝もちょっと時間あったんで、小学生くらいの2人の少年が
そのゲームに興じてるのを後ろからずっと見てたんですが、
「フッ、リズムが甘いな。」とかダメ出ししてたら、
ホテルの人がつかつかと僕の隣に来て、
「あの子たち、マジシャンの山上兄弟ですよ。
知りません?」と言って来たので、なるほど、言われれば
テレビで見たことあるなあ、とか気付いたんですが、
普段、大人顔負けのマジックを披露している彼らも
こと太鼓を叩く技術は普通の子供並なんだなあ、とか思って
なんか安心したんですが(笑)。
でもその後、彼らが単に宿泊しに来てるだけかと思ったら、
実はマジックの営業で仕事しに来てたことが
後でわかって、正月早々ビジネスとは
やっぱ大人顔負けじゃないっすかー
とか思って改めて感心した僕なのですが(笑)。
いやー山上兄弟恐るべし。という感じですね。
それにしても太鼓の達人に「あぶらだこ」の曲とかあったら
難しくて誰も確実に叩けないですね(笑)。


そうして太鼓サウンドを聞きながら12時間仕事して、
帰りは電車の中でずっと町田康
「猫にかまけて」という本を読んで帰ったのですが、
さすがに12時間も絵を描いていると
目がどうしょうもなく疲れてしまっていて、
そのうち涙がぽろぽろこぼれてくるのには
閉口しました。
このこぼれる涙は目の疲れのせいなのか、
それとも哀しくて泣いてしまっているのか
よくわからないまま電車に揺られて
帰った僕なのですが。
ああ、もう2005年も2日過ぎてしまいました。