機材とお笑いについて考察

サンプラーという機材を今回もよく活用したのですが、
MDでフィールドレコーディングした音も一度サンプラー
入れて操作性を獲得してから使う、
というのをレコーディング中ずっと繰り返したんですが、
便利な機材ですよねしかし。
日本で一番最初にサンプラー使ったのって確かYMOなんですよね。
松武秀樹氏が最初に作ったやつ。
当時はめちゃくちゃ高価なものだったらしいですが。
今じゃ誰でも簡単に使えますもんね。


お笑いとかでもサンプラーを駆使したネタをやるコンビって
最近増えてますけど、
早いうちから本格的にサンプラーをコントで使ってたのって、
当時まだ海砂利水魚と名乗っていた
くりぃむしちゅーだったと思うんですが、
(上田氏がマネキンと漫才する設定で、
その台詞をサンプラーから流すやつ。)
見事な構築っぷりで名作でしたねあれは。
海砂利水魚時代の作品てどれも面白かったですよね。
上田氏の長いツッコミとか
(「この世からララバイさせてやろうか」など)
どれも見事で彼は詩人だよなあとか思うんですけど。
あのサンプラーネタは秀逸だったと思います。
今じゃアンジャッシュサンプラーよく使ってますけど、
ああいう機材に目をつけるのって手ですよね。


そのうちターンテーブルとかネタで使う人とか出てきそうですけど、
ギターやベースを使った音楽ネタがあるんだから、
ターンテーブル+MCという本格的なヒップホップスタイルの
お笑いコンビとか出てきても良さそうですよね。
最近のオリエンタルラジオとかいうコンビのネタは
ラップもどきというか、全然ヒップホップと別物って感じですが、
ああいうのって意外に誰もやってなかったですよね。
よく漫才にラップを取り入れる、みたいな
ネタをやる人いますけど専門にやってる人はいないので
あのネタを押したらいけるんじゃないでしょうかね。
でも本格的にラップうまい人ってあんまりお笑いにいないですよね。
僕がラップうまいなとか思ったのって
ラーメンズ小林賢太郎氏とダイノジというコンビなんですけど、
ダイノジは確かケツメイシか何かのPVに出てましたよね)
それもお笑いの人にしてはよく咀嚼されてるくらいの感じなので、
ぜひ本格的な人のネタを見てみたいものですね。