私、リアルフェイスで。

まだまだ肌寒いですね。
もう何回「寒い」ということをここで述べたでしょうか。
述べたところで寒さが解消されるわけでもないのですが。
ストーブも「え?オレまだ働くの?」と困惑してる事でしょう。
そろそろストーブを休ませてあげてください。
お願いします。
と、誰にかはわかりませんがお願いしてみます。
聞いてもらえるでしょうか。


ところでここ最近ずっと、KAT-TUNのデビュー曲
「Real Face」がお気に入りなのですが、
今時こういう直球の昭和の歌謡メロが格好良く仕上がるのは
ジャニーズ系だけじゃないかと思うのですが、
修二と彰といい、こういう路線はジャニーズ系の人には
今後も守ってほしい感じですね。
まあ実際守ってますけどね。
日本人にはこういうマイナーキーの歌謡メロって
記憶の奥底に染み付いているものだと思うのですが、
私がこの曲に反応したのもその懐かしさの部分で、
ラップ部のギターリフが(音色含め)
近藤真彦の「ギンギラギンにさりげなく」
のそれと酷似していて、確信的なんですよね。
テレビで「舌打ちした」の後の赤西くんの舌打ちとか見てて
一番生意気盛りだった頃のマッチを思い出したのですが、
今の30代、40代は確実にあの頃の時代を思い出すだろうし、
(もちろんメンバーの美貌、歌唱力、ダンス力など
レベルは格段に今の方が上なんですけどね)
その頃からジャニーズの伝統が受け継がれてる証拠ですよね。
アレンジのCHOKKAKU氏の手腕だと思うんですが、
「速弾きソロ→転調してサビ」というベタ過ぎる展開とか
笑っちゃうけどサマになっているんですよね。
(ちなみにCHOKKAKU氏の仕事では私は真心ブラザーズ
「ENDLESS SUMMER NUDE」という曲の
ホーンアレンジが印象に残ってるのですが
あのアレンジは見事でしたね)
田中くんのラップとかも
「ヤバめなフロウで泣き出す嬢ちゃん」みたいな、
普通ならなにそれ的な詞も強力な魅力になっているんですよね。
懐かしさにこういう新しさが導入されてるのも良いのですよ。
「このナミダ・ナゲキ→未来へのステップ」の
ハマり具合も見事ですしね。
謡曲にはまだ可能性があるということを
ジャニーズの楽曲が証明してくれているかのようで、
頼もしく感じてしまう私です。
そういやKinKi Kidsの「硝子の少年」とかも、
あの山下達郎がなんでベタな歌謡メロなのかと
当時はいぶかしく思ったものでしたが、
達郎氏本人が「これはジャニーズの伝統」とか発言していて、
確信的にあれだったのかと感心したのですが、
あれも今ではデビュー曲はあれ以外考えられない感じですもんね。
かつて達郎氏がマッチに「ハイティーン・ブギ」を書いた時は
マッチの声質を研究しぬいて、
一番彼の声が映えるメロ展開を考えたとか言っていて、
ポップス職人とはかくや、と感心したものでしたが、
完成度の高いエンターテイメントは見てて単純に楽しいですよね。


ついつい「ギリギリでいつも生きていたいからー」
と歌いながら踊ってしまっている自分がいるのですが、
私の踊りはそれこそギリギリで、足がもつれてしまっているので
己の不甲斐なさについナミダに暮れてしまうのですが、
このナミダ・ナゲキ→未来へのステップということで、
前向きに考えたいと思っている今日この頃です。
リアルを手に入れるんだ。
ということで。


もう充分にリアルな年齢ですけどね私も。