私にもチェルシー、ください。

明治のチェルシーというキャンディーをご存知でしょうか。
古い歴史を持つお馴染みのお菓子ですが。
あれの「ほーら、ちぇるしいー、もひとつちぇるしー」
というCMソングが私は昔から好きなのですが、
それを歌った歴代の歌手の歌唱を網羅したCDがあるのですね。
「明治チェルシーの唄」というやつなんですが。
これが良いのですよ非常に。
この「明治チェルシーの唄」は小林亜星氏の手によるもので、
70年代から現在まで長きに渡って歌い継がれている名曲なのですが、
聴いていると何かしみじみと癒されてしまうのですね。
子供の頃聴いていた時からすでに懐かしさがあったのですが、
曲の独特のレトロ感とCMの少女趣味な世界観と昭和の記憶が
郷愁みたいなものを呼び覚ますとでも言いましょうか。
単純に良い曲ですしね。
当時からこのCM見ると和むなーと思っていたのですが
たまに見かけると嬉しくなるんですよね。
外人の女の子が「あなたにもチェルシー、あげたい。」
と訛りながら言う台詞も好きで、
「ああ、私にもチェルシーください!」と思っていたものでしたが
チェルシーなんて思えばもう20年は口にしていないですよ。
どういう味かもう忘れてしまいました。
久々にチェルシーを食べてみたいですよ。
あのパッケージの花柄がまた素敵じゃないですかあれ。
ああいうのをそっとポケットから出して
「あなたにもチェルシーあげたい。」とか
言ってみたいですよ。


ところでこの曲、当時聴いていて記憶にあるのは
サーカス、八神純子、あみん、アグネス・チャン辺りだと思うのですが
なぜか真っ先に思い出すのが初代のシモンズバージョンなんですよね。
多分「懐かしのCM」みたいな番組で
これが多くオンエアされているからだと思うんですが。
意外だったのがガロ、大貫妙子バージョンなんですが、
大貫氏のは元がシンプルなメロなのに無理矢理
テンションコードとか当てて高度なアレンジに仕上げていて、
結果大貫妙子のオリジナルになっていて面白かったですよ。
ちなみにこれって今のところ新しいバージョンは
ケミストリーのやつなんですが、
私はCMでこのバージョンを聴いた時、
「なにケミストリーがチェルシー歌っとんねん!
なにケミストリーがチェルシー歌っとんねん!」
と思わず2回突っ込んでしまったのですが
世界観に合っていないのですよね明らかに。
CDでもこの曲だけ浮いてますもんね。
キャンディーが化学反応起こしたらまずいと思うのですけどね。


ところで今、この曲を誰に歌ってもらうのが良いかと考えたところ、
私はつじあやの氏が良いんじゃないかと思ったのですがどうでしょう。
ウクレレバージョンか何かで。
すごくハマると思うんですけどね。
私はそういうCMを見たいです。