神楽坂の印象、終わりの季節

先日、神楽坂にある大洋レコードというお店に
遊びに行って来たのですが、
大変居心地の良い、とても良いお店でした。
ここの店長のIさんとは古くからの知り合いで、
この4月にはショップ主催のライブイベントにも
fwjで呼んでもらったりしたのですが、
実はお店にお邪魔するのは初めてだったのですね。
ここはブラジル、アルゼンチン、スペインなど
英語圏の国の音楽を主に扱っているのですが、
どのCDも試聴出来るし、店長がお好みに合わせて薦めてくれるので
そこら辺の音楽に興味がある方はぜひ足を運んでみると良いですよ。
私はちょっと前からタンゴものに興味があったので
古いのから新しいのからあれこれと聞かせてもらいました。
あとガットギターものなども色々と。
各国のものを聞かせてくれるので色々発見がありましたよ。

その他にも「五十嵐さんなら、これ好きかも。」とか
「これはfwjにも通ずる感じですよ。」とか
あれこれ聞かせてくれるのですっかり長居してしまいました。
たまに大型CDショップへ行ってもあまりに数があり過ぎて
どれが今聞きたいやつなのか選べない、なんてことありますが、
そういう時にこういうジャンルが限定された小さい店で
ゆっくり聞きながら選べるのはとても良いなあ、と思いましたよ。

みなさんもぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
「fwjのブログを見て来た。」とか言えば
店長さんの笑顔が通常より5割アップ、とか、
「いらっしゃいませ」の声が通常より5割アップ、
などの素敵なサービスがあるかもしれません(笑)。


ところで神楽坂という街に来たのはおそらく2度目ですが、
(前は誰かの芝居を見に来たような覚えがあります)
「神楽坂って本当に坂なんだー。」とか
実に素朴な感想を抱いたりしましたよ。
渋谷って谷じゃないんだーみたいな。
それにしても東京でも行ったことない街はたくさんあるわけで、
そういう場所を散策するのも楽しいかもしれないですね。


そんな私ですが近頃は細野晴臣&東京シャイネスのDVDを
毎日飽きずに繰り返し見て(聞いて)います。
これはほんとうに素晴らしいですね。
細野さんの歌ものって名曲多いんですよね。
終わりの季節」「恋は桃色」「夏なんです」
とかしみじみしながら聴いています。
そういえば黒田硫黄氏の漫画で、
女の子が自転車に乗りながら「終わりの季節」を
大声で歌うというシーンがあって、
私はそれを読んで「終わりの季節」という歌が
一番ふさわしい歌われ方をしているのは
この漫画のこのシーンなんじゃないかしらと思ったのですが、
あれは印象深かったです。
朝早く出かける時とかつい歌っちゃうんですよねこれ。


「扉の陰で 息を殺した かすかな言葉は さようなら
6時発の 貨物列車が 窓の彼方で ガタゴト
朝焼けが 燃えているので 窓から招き入れると
笑いながら 入りこんで来て 暗い顔を紅く染める
それで 救われる気持ち」
細野晴臣終わりの季節」)