演技せよ、乙女

先日、友人の土佐くんに誘われて芝居を鑑賞して来たのですが、
ペンギンプルペイルパイルズとかいう劇団の公演で、
何の前情報もなくまっさらな感じで臨んだのですが
良く出来た脚本に巧い演技に奥行きを使った洗練された舞台美術で
真っ当なお芝居という感じでなかなか楽しめました。
小島聖氏の脚線美と独特のオーラと(華のある人だなと思いました)、
ジョビジョバ長谷川朝晴氏のコントっぽいくだりが秀逸でした。
ジョビジョバ大好きだったんですよね私。
脚本も時間枠を前後した構成を含め出来が良いと思いましたが
真剣に見てないと何のことかよくわからない話だし
(最後に公演タイトルを見てすごく腑に落ちたんですけどね)、
言葉が主にストーリーやテーマを追う為だけに存在しているので
個人的には言葉自体にいまいち魅力を感じなかったですね。
(そもそもそういう主旨のお芝居じゃないですけどね)
この前見たチェルフィッチュの脱演劇みたいな
カウンター的手法の方が魅力を感じるし、
言葉にリアリティを感じてそっち系の方が断然好みだなと思いました。
あと客演が豪華なせいでしょうけどチケット代が高いなと思いました。
この内容なら出せて3675円(税込み)くらいじゃないでしょうかね。
お前が値段を決めるなという話ですけどね。


しかしペンギンプルペイルパイルズていう劇団名は
シンシュンシャンソンショーみたいで口当たりは良いですが
一発で覚えられないので損じゃないかと思うんですが良いんでしょうか。
このテキスト書くのに劇団名何だっけと思って検索して探したんですけど
その後覚えられる自信がありません。
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
はすぐに覚えた私ですが。(全然関係ないですけどね)
ちなみにメリー・ポピンズというディズニー映画で
ジュリー・アンドリュースが唱えてたすんごく長い呪文がありましたが、
あれを空で言える人がいたら素敵だなと思ったりするんですが
一方でちょっと恐いですね。
その人は魔法使いである可能性が高いので。