私、帰宅して

そんなわけで伊勢から帰って来ました。
帰りの新幹線では「hon・nin」ていう文芸誌を熟読し、
古川日出男という人の文体がクールだなとか思いつつ
4時間半もの移動時間を過したんですが、
さすがに4時間半は疲れますね。
映画2本見れちゃう時間ですものね。


途中、名古屋では「BLANKEY JET」と書かれたTシャツを着ている
高校生くらいの若者を見かけたのですが、
その後に続くであろう「CITY」の字がどこにも見当たらず、
あのバンドのブランキーとは別物なのかしら、
そういうブランド名があるのかしらと思ったりしたのですが、
何となく「CITY」と付け足してあげたいと思ったりしました。
こういうのを親心っていうのかしら。


ところで期間中、神宮参拝をじっくり堪能したんですが、
今回はマイクで音を拾いながら歩くという試みをしたりして、
耳でも空間を楽しんだりしました。
まあマイク立てたところで別に
「せんぱーい」みたいな特別な声が入るでもなく、
砂利を踏む音や木々の揺れる音や川のせせらぎやら
自分の息遣いがよく聞こえたくらいで、
だから何だってことでもないんですけどね。
音を拡張しながら空間を歩くとまた異なる雰囲気が楽しめて
まあそれはそれでなかなか良かったという話です。


外では分別されるべくゴミ箱に書かれた「ビン・カン」の並びが
「敏感」のように一瞬思えたりして、
「乙女のビン・カンはあと」みたいなタイトルの曲とか
あるんじゃないか、なんて思ったりしたのですが、
そんなものはないよな、と次の瞬間思い直し、
こういうのに敏感になるのも神宮効果かもしれないと思ったりしました。
不思議と「カン・ビン」の並びよりも
「ビン・カン」の方が多くないですかあれ。
まあどっちでも良い話ですけどね(笑)。