御茶ノ水トーキング

先日、御茶ノ水ジャニスにて久々にライブを行ったのですが、
なかなか感慨深いステージになりました。
実に楽しかったです。
ご来場下さった方々、どうもありがとうございました。
セットはこんな感じです。
1、鈍行ブックモービル
2、落下する6月
3、アゲハに映る
4、夏でもなく秋でもなく
5、サイクル曜日
6、読みかけの夏


会場の御茶ノ水のジャニスって老舗のレンタル&中古CD屋さんで、
私が学生時代に頻繁に利用していた馴染みの店なのですね。
かのフリッパーズの2人も常連だったという、
音楽好きには有名なお店なんですが。
私は卒業後も何度となく訪れていて現在もたまに利用しているんですが、
いわば青春のお店という感じの存在なのです。
あの頃からもう10年も経ちますけどね。
石本さんも学生時代の20年前(!)によく利用していたそうで、
彼にとっても青春のお店であるそうなので、
今回は我々にとってなかなか感慨深いステージだったわけです。
そんなわけでMCでは「ジャニスと私」という題目で
当時のジャニスの思い出をあれこれ喋り倒したりして
私にしてはいつになく饒舌になってしまったんですが、
ジャニスをよく知らないお客さんにはつまんない話だったかなと
ちょっと反省してしまったんですけどね。
まあその代わりジャニスのスタッフさんには大受けだったので(笑)、
良かったですけどね。
今回呼んでくれたスタッフのHさん(イケメン)は若干24歳だそうで、
私がこの店を頻繁に利用していた10年前には
まだ彼は中学生だったのかーと時の経過を痛感してしまいましたが、
何となくまだ音楽を続けている自分で良かったなとか思いましたよ。
あの頃からずっと音楽を続けているわけだな自分は、
と改めて実感したりして。
自分が利用していたお店に自分のCDが並ぶと嬉しいものですが、
やめてしまったら並ばないわけですからね。
ただジャニスのCD棚にfwjの仕切り板がなかったので
「fwjの仕切り板、作ってくれると良いなー」と
スタッフさんにさり気なく希望を告げておきましたけどね(笑)。


それにしても街の様相は時の経過と共に変わりますが
あの店もこの店もなくなった、逆にコンビニが増えた、
などとすっかり表情を変えている様を見ると
寂しいような気もしますね。
あのレコード屋もなくなっちゃったな、とか
青春の記憶が更新される感じで。
まあ仕方ないですけどね。


でもまあ演奏はなかなか良かったと思います。
久々に楽しかったです。
まさしく夏でもなく秋でもなく、みたいな気候でしたしね。
季節の狭間で少し感傷的な気分にもなりますが
自分はまさしくそういう空気を音楽にしているのだなと
演奏してて思ったりしました。
ギターの弦が秋の匂いをしていたような、
そんな感じがしたりして。