光と音のシンクロ

昨日は恵比寿リキッドルームに赴き、
d.v.dコーネリアスプラスチックスという
面白げな組み合わせのライブを鑑賞して来たのですが、
いやー最高でしたね。


d.v.dは前座ということで短かかったですけど、
コーネリアスプラスチックスを聞きに来たリスナーに
存分にその独自のサウンドを知らしめたんじゃないでしょうかね。
折角の顔を売るチャンスなのに幕がかかってて
2人とも叩いてる姿がシルエットでしたけど、
映像が全面に出ててインパクトあったし、
あれで逆にキャラに興味涌く人もいるだろうし、
演出としては良かったんじゃないかと思います。
3曲目の(多分ジマニカ氏作の)曲とか、
聞いた事ない曲なんかもあって楽しめました。
アルバムも楽しみですね。
レコ発もぜひ見に行こうかと思います。


で、次に出て来たTHE CORNELIUS GROUPですが、
これがもう最高としか言いようないパフォーマンスで。
実験性と娯楽性を兼ね揃えた、映像と音像の遊園地のような
圧倒的なステージ構成と男前なロック度の高い演奏に
私は年甲斐もなく興奮してしまいました。
スターフルーツサーフライダー」なんて何年振りに聞いたでしょう。
てか「ファンタズマ」ってもう10年前なの?
っていう感じですよ。
客にSP-303ていうサンプラーのボタンを自由に押させる演出とか、
客にブレイク時にカウントを言わせるくだりとか、
そのエンターテイメント性の高さに加えて、
テルミン堀江博久氏が弾いてた卓上ヴァイオリン(?)などの
機材の使い方とか、映像とのポップなシンクロっぷりとか、
見てて最後まで飽きなかったですね。
自分がこんなコーネリアス好きであるとは
この日のステージ見るまで気が付かなかったです。


で、最後に出て来たプラスチックスですが、
多分彼らが再結成するの2回目か3回目だと思うんですが、
私は生で見るのは初めてだったので1曲目の「copy」からもう
「本物!」という感じで思わず年甲斐もなく興奮してしまいました。
往年の名曲が本人の手で蘇る様を見るのは感慨深いものです。
「あっちもこっちもコピー。オリジナリティ、なななななーい」
という歌詞は現代でも全然通用しますね。
中西俊夫氏の力の抜けたダンスが何か良かったです。
四人囃子というプログレバンドの再結成ライブを見た時も
「生の佐久間正英だ!」と感動したものですが、
今回はプラスチックス佐久間正英だ!って感じで、
佐久間氏に2回目の感動を覚えました。
最後の「top secret man」など一緒に歌っちゃったりして、
自分がこんなプラスチックス好きであるとは
この日のステージ見るまで気が付かなかったです。

しかし隣にいた学生風の男の子2人が
「ドラムの人ってプラスチックスの人じゃないよね?」
「あれはヤシマゴータって人だよ」
「あ、堂本兄弟に出てる人だ!」
などと会話していて、私は聞きながら
屋敷豪太ですよあの人、ヤシキ。」と訂正したかったのですが、
あの2人は名前の間違いに気が付いたんでしょうか、その後。



そんなわけでコーネリアスの「SENSUOUS」というアルバムを
聴き直したりしているのですが、
実に名盤であるなと再確認している次第です。
10月の終わりに。