秋日子かく語りき

もう9月なんですか。
参りましたね。
夏も終わってしまいました。
蝉の声に悩まされたと思ったら雷雨の音に悩まされ、
今は秋の虫の声に悩まされつつレコーディングしています。
日々何かしらのサウンドが鳴ってるのだなと実感させられますね。
しかし先日のあの雷はちょっと異様な感じしましたね。
夏の気が狂ったのかと思いました。
実際狂い出してるのでしょうが。


グーグーだって猫である オリジナルサウンドトラック

グーグーだって猫である オリジナルサウンドトラック

ちょうど自分も猫の音楽作ってるところだし、ということで。
細野さんのサントラ、好きなんですよね私は。
銀河鉄道の夜」なんて何回聞いたんだって感じですし。
メゾン・ド・ヒミコ」のサントラも良かったですしね。
(あれ、映画自体は見てないんですけどね)
これの原作者の大島弓子氏の漫画はある時期の短編を昔まとめて読んだんですが、
ぜひまた読み直してみたい気になっています。
BSマンガ夜話大島弓子特集やった時のビデオを先日見直したんですが、
(題材は「秋日子かく語りき」でした)
ゲストが鷺沢萌戸川京子だったんですよね。
2人共自殺しちゃってるじゃないのという感じで。
そういう人を呼び寄せる何かがあるのかしらと思ったのですが、
私的にはむしろ弱々しい繊細な感性を持ちながらもしたたかに生き延びる確かな力、
みたいなものを大島弓子作品に感じるのですけどね。
何しろ自殺しちゃった2人が揃って大島弓子を語っているという光景が
何だかそのまま大島漫画に出て来る光景のような気もして不思議な感じがしました。
「秋日子かく語りき」って事故で亡くなった現世に未練を持つおばさんが
女子高生の秋日子の体を借りて家族の前に姿を現すという話なんですけどね。
2人は現世に嫌気がさして自らあっちへ行ってしまった感じなんでしょうか。
生きてたらこの映画も見られただろうに。
取りあえず生きている私はこの映画を見に行こうと思います。

まあその前に早くレコーディング終わらせろよって話ですけどね。