ガンバロン、ZAZEN BOYS、 ミドリカワ書房

小さなスーパーマン ガンバロン オリジナルサウンドトラック

小さなスーパーマン ガンバロン オリジナルサウンドトラック

前にmountain mountainの山下氏に見せてもらった
「ガンバロン」の主題歌がえらいかっこよかったのでサントラ買いました。
ミッキー吉野監修によるシンセ黎明期の電子音のセンスもさながら、
ゴダイゴメンバーによる生16ビートのグルーヴが最高です。
ゴダイゴを改めてアルバムで追ってみたい感じです。
名曲いっぱいありますもんね。
ZAZEN BOYS4

ZAZEN BOYS4

ディスコぽいダンサブルな曲が多いですが、
「本能寺で待ってる」などの侍な歌詞は相変わらずの切れ味です。
ベーシストが変わったようですがこれまでと似たようなベースプレイなのは
向井氏の指示によるものなんでしょうか。
最後の「Sabaku」という曲に顕著な「男の背中」ぽい彼独自の叙情が
ナンバーガール時代から私は好きなのですが、
深い残響に包まれたキックの音が「赤く錆びた釘が刺さってる心臓」の鼓動のようで
聞いててじわじわと胸に沁みて来ました。

みんなのうた2(初回盤)(全曲PV収録DVD付)

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「リンゴガール」というシングル聞いて面白いなと思ってたんですが
過去のアルバムも買い出してハマっています。
1曲1曲が小説のように独立したテーマとストーリーになっていて
歌の主人公も毎回変わる作風なんですけどね。
彼のストーリーテラーとしてソングライターとしての手腕も見事なんですが
曲のPVがまた秀逸過ぎるのですよね。
歌の中のストーリーを全部映像化しちゃうと普通曲のテイスト壊すもんですが
映像でさらに笑えて泣けるというのが凄いのですよ。
「リンゴガール」の最後の「なんてね」というシャイな一節に
別な角度の「男の背中」を感じてしみじみしてしまう私です。
今後は私も背中で語っていきたいものです。