6本の弦、シャイン・ア・ライト

マーティン・スコセッシ監督によるストーンズのライブドキュメント映画
シャイン・ア・ライト」を先日鑑賞したのですが、久々に興奮しましたね。
バンドってかっこいいなあ!と己の男子ハートをくすぐられてしまいました。
ミック・ジャガーの衰えを知らぬ肉体と声のパフォーマンスにも圧倒されるのですが、
ギターリストの自分としては俺道を突き進むキースと、
それを支えるロン・ウッドのいぶし銀プレイに改めて感銘受けました。
ロン・ウッドのスティールペダルプレイって初めて見ましたが、
聞きながらしみじみしてしまって一杯やりたくなりました。
バディ・ガイが参加してのブルースギターセッションのくだりとか
ギターリストの血が騒いだというか、見てて思わず参加したくなりましたね。
6本の弦をジャラーンと弾くだけで、たった一音のチョーキングだけで、
一瞬にして世界が変わるなんて魔法としか言いようないじゃありませんか。
ギターというやつは。
やるせなくてなさけなくてはずかしい現実に降り注ぐべきは魔法のようなその一音です。
我々はそれに魅了されて未だにギターを弾き続けているのかもしれません。
いやー良いですねストーンズ
キースのギターって単体だともたってるし何だか下手に聞こえるんですが、
ロニーの音とチャーリーのドラムと合わさるとストーンズのグルーヴになってるんですよね。
バンドだよなあという感じです。
チャーリーはスネアを叩く時はハイハットは叩かないんですよね。
キックの音ひとつにもストーンズを支えてるのは俺、みたいな誇りが感じられました。
改めてストーンズのステージに見入ってしまいましたね。
90年に来日した時にはドームまで見に行ったんですけどね。
全然内容覚えてないんですよね。
集団で何かを共有するにはドームって規模がでか過ぎる気がします。
しかし直前までセットリストが来ない!みたいな演出に関しては
んなわけないだろうとかツッコミながら見てしまいましたけどね(笑)。
初見であんな見事なカメラ割りなのかようーという感じで。
でも「さあ、1曲目は何だ?」みたいな煽りは興奮しましたけどね。
くすぶってる男子はみなロックを、ストーンズを聞くと良いと思います。
人生に一筋の光が注ぐでしょう。
シャイン・ア・ライト