着膨れスタンダード

気が付いたらもう11月なんですね。
早過ぎです,時の流れ。
しかもこの寒さたるや。
一気に冬仕様じゃないですか。
まだ秋も満喫してないというのに。
もうこうなったら寒がリーダーの本領発揮です。
服ってこんなに重ねることが出来るんだね!と
衣服の新たな可能性を見出すほどガシガシ重ね着して寒さに対抗しています。
もうこれが着膨れスタンダード、とでも言いたげに颯爽と街を歩けば
「まあ素敵な寒ボーイね!」と女子たちが熱い視線を向けて来るので
その視線の熱でさらに暖を取ったりしています。
私は暖に関しては貪欲なのです。


昨日は何やら木枯らし1号も吹いたそうで。
私は名前が五十嵐なのでよく小学生の頃など木枯らしの季節になると
「五十嵐1号が吹いて来たぜ」などと駄洒落的なアレでからかわれたものですが、
五十嵐が吹いたところでため息とか吐息とか個人的な風に落ち着くのみで、
世間には何の影響も及ぼさないのだけどなあとすまなく(?)思ったものです。
こがらしといがらしの単純な語感だけで毎回クラスの一部に盛り上がってもらって
ある意味風は起こしているんですけどね。
特に歴史を揺るがすような風では決してないのです。
微風です、微風。
ところで木枯らしが秋のつくため息だとしたら相当悩んでるんじゃないでしょうかね。
「何ため息ついてるんだよ」と相談に乗ってあげた方が良さそうです。
「俺の存在感て薄くないか?夏や冬に比べて」などと悩みを告げられたらどうしましょう。
「その控えめなところがきみの良さじゃないか」と肯定してあげるべきでしょうか。
いがらしはこがらしに吹かれながらそんなことを思ったりしていました。
そんなどうでも良いこと思ったりしている場合じゃ全然ないんですけどね。