失点イン・ザ・パーク

近頃は仕事してるかレコーディングしてるかで大抵の時間が消えてしまうので困っています。
1行目から突然困っていますと書かれたところで読まれる方も困ってしまうでしょうが。
驚くほど時間が増える呪文とかおまじないとか試してみたい衝動にも駆られるのですが、
そういうのをいちいち試している暇があまりないのです。
時間が増える呪文やおまじないをいちいち試す暇が生まれる呪文やおまじないはないのかなと
ネット検索エンジンをフル稼働したい気持ちでいっぱいなのですが、
ネット検索エンジンをフル稼働している暇があまりないのです。
ネット検索エンジンをフル稼働する暇が生まれる呪文やおまじないはないものかと
地元の図書館のお姉さんに問い合わせてみようかとも思うのですが
地元の図書館のお姉さんに問い合わせに行く暇もあまりないのです。
問い合わせたところで「はあ?」みたいなリアクションされるでしょうし。
サーティーワンアイスクリーム買って来てくれたら調べてあげるわ、あとコーヒーもね」
などと村上春樹の小説みたいなリアクションする図書館のお姉さんがいれば話が早いのですが。
まあ実際にそんなリアクションするお姉さんいたらいたで引きますけどね。
時間が増える呪文やおまじないを実行する時間がないというのは
洋服を買いに行く時に着ていく洋服がないのでそれを買いに行きたいけど着ていく洋服がない、
みたいな現象と似ているのではないかとふと思ったりもしたのですが、
どうなんでしょうか。
どうもこうもないのでしょうか。


そんな私ですが近頃は公園で一服するというのが流行っています。
私が雑誌の編集者だったら公園ブーム到来を特集記事に掲げることでしょう。
「今公園がアツい!愛され公園の心得」とか「達人に聞く!公園1週間着回しコーデ」とか、
心躍る見出しで紙面を盛り上げることでしょう。
「行列のできる公園ランキング!」などの人気コーナーも勿論押さえます。
そのくらい公園ブーム来てるぜという話です。
あしたのジョー矢吹丈が公園を好むのと多分同じような理由で私も公園を好んでいます。
矢吹丈と違うところは私は公園でビールなどを飲んでしまうというところでしょうか。
自然豊かな大きな公園も勿論良いですが、たまに都会の真ん中にひっそりと存在する
猫の額的な、渡り鳥がちょいと休むとまり木のようなリトル公園も味があるものです。
そういうところで飲むビールの苦みこそ人生の苦みなのではないか。
そういうところで飲むビールの旨味こそ人生の旨味なのではないか。
公園ビールに人生を垣間見てしまっている今日この頃です。


ところで私が思うにツイッターなんてのはある種とまり木みたいな感じじゃないでしょうかね。
あえて小さい公園にしている人もいれば大型公園にしている人もいて。
公園で色々なこと口にしている人がいますけど一応公共の場所だということを忘れない方が良いですね。
自戒も込めて。