クラリネオ虎の穴

年末年始の慌ただしい感じはようやく落ち着きました。
ちょいと一息という感じです。
じっくり腰を据えて色々頑張っていきたいところです。
今年も創作の年にしていきたいと思っておる次第です。
仕事も音楽の方も。
大掃除も何やかんやも全然終わっておりませんが。


取りあえずレコーディングしないとなあと思い、
あれやこれや機材や音素材など集めたりしています。
80年製のカシオトーンをオークションにて千円という値で落としたのですが、
いざ到着したらでかい&重たく、「俺、カシ男屯っす。よろしくっす!」とばかりに
大男風情で存在感を発揮し、何だか圧迫されてしまっています。
たかが千円で貰われて来た子なのに。
何とかどこかでこの大男を使ってやりたいと目論んでいるのですが。
あと簡易版クラリネットともいうべきプラスチック製のクラリネット
クラリネオというのも入手してみたのですが、
いざこれ演奏してみようと思ったら意外に難しいのですよね。
最初吹けども吹けども音が出ないので壊れているのでは?と疑ってかかり、
こんちくしょうとばかりに己の口から二酸化炭素を吐き出し力任せに吹き込むとようやく
「ぷひー」みたいな情けない産声を上げ、
その音色の力弱さに「我非力なり!」とがっくり肩を落とすに至り、
2011年最初の挫折を味わう結果と相成ったのですが、
youtubeなどで動画を見てみると10歳くらいの子供が容易に吹きこなしており。
こんなん私でも簡単に出来まっせーとばかりに美しい音色を奏でておるのです。
軽ーくぷっぷくぷーですよーという感じで。
その軽ーくぷっぷくぷーですよーが何故私に出来ないのか、
私にはその資格が与えられていないのか、
心が汚れているから?
この間路上で拾った100円を交番に届けなかったから?
それとも五十嵐にクラリネオを演奏させないの会の会員が阻止しているから?
などと原因を考察しつつも折角入手したことだし何とか使いこなしてやりたいものだ、
軽ーくぷっぷくぷーですよとドヤ顔で旋律を空に放ってやりたいものだと
いざとなればクラリネオ虎の穴に修行に入り鍛錬を重ね、
伊達直音」としてデビューするのもやぶさかではないぜなどと
二酸化炭素をこれでもかと吹き込みつつ思ったりしているこの頃です。