弥生ワルツ

気が付けば3月です。
如月さんがあっという間に去っていってしまい、弥生さんがやって来ました。
弥生さんは暖かいと思ったらまた急に寒くなったり気性が激しい子なので
付き合い方が難しいです。
どうしたものでしょうか。
私は弥生さんと希望の光を見ることが出来るのでしょうか。
その手をとって、夜明けの街を駆け抜けて。


先日中古屋にてムーンライダースの「綿の国星 大島弓子」というCDを購入し、
自宅にて聞きながら「ムーンライダースにしてはざらついた質感の音だな。でも凄く良い」と
この作品が当たりであったことに喜んでいたのですが、
聞いてるうちに「どうもこれはムーンライダースではない、なぜなら歌声が出て来ないからだ」と
違和感に気付き、盤を確認するとそれは全然違うCDであり。
PCに入れて中身を確認するとそれはpungoというバンドの「Waltz」というアルバムで、
恐らく店員が間違えて入れてしまったのであろうと想像に至ったのですが、
そこで「店員のやつ間違えやがって馬鹿野郎」と憤慨したかといえば答えはノンで、
かえってpungoなる見知らぬバンドの名作を紹介してくれてありがとうと感謝の念さえ抱き、
私はこれを好機と捉え、未知なるミュージックとの邂逅に歓喜した次第です。
斯様な出会いもあるものなのかと思いつつ。
その後再び店に赴き店員に「買ったのと違うCDが入っていたのだが」と告げると
「すいません」という謝罪の言葉と共に無事ムーンライダースのCDを得、
私は2枚のアルバムを手に収めた良き結果に終わったのですが、
店員さんがお詫びの印に割引券でもくれないだろうかと秘かに期待していた当ては外れ、
割引券でもくれればまた買ってあげたのにホント私の気持ちわかってくれないんだから!
と彼氏のがっかりな態度にプチ失望する女子のような気持ちにもなったのですが、
まあブログのネタにさせて貰うから良いわと事の顛末をここに書き連ねてみた次第です。
以前も安藤裕子のCDを買ったら中身がブランキー・ジェット・シティーだったことがあり、
再生して「安藤裕子、思ったよりロックでかっこいいなー」と思っていたら
「メロンソーダとチリドッグ!」という不味そうな組み合わせの食事内容をシャウトする声が聞こえ、
これは安藤裕子ではない、ブランキーだっ、と驚いたという事件があったのですが、
中古屋ではたまにそういう手違いが起こり得るのですね。
プリンかと思って食べたらウニだったみたいな感じでしょうか。



そんな事件も経ながら、先日私はmaopodの収録のためマオスタに赴き、
石本さんとあしたのジョーについてあれやこれやと40分ほど語って参りました。
実写版ジョーを見てこれは石本さんと語らねばなるまいと思い打診したところ、
ならばポッドキャストの収録で喋ろうと相成ったのです。
いやー楽しかったですね、ジョートーク
石本さんからは「やはりジョーは家にないと」という名言が生まれました。
原作の漫画は勿論、名作の誉れ高いあしたのジョー2のDVDは家に常備しておき、
いつでも見られるようにしておかなければならないねという結論が2人の間に導かれたのです。
私も映画を見終わってからジョー2のアニメを見直しましたからね。
で、改めて感動したりして。
私も半ばあしたのジョーによって生かされているようなものです。
まあそれはちょっと言い過ぎかと今書いてて思いましたが、
それくらいの名作であるということです。
そんなあしたのジョーが大好きな2人の熱きトークをぜひお聞き下さい。
http://mao-jp.com/2011/news/maopod-vol-76

石本さんとは収録後にも飲み屋へ移動しジョートークの続きをし、
その後昭和歌謡の素晴らしさについてもトークし盛り上がりました。
その流れで小沢健二の話なども。
オザケントークなんかも改めてそのうちしたいものですね。


そんなこんなで3月も走り出しています。
あしたはどっちだという感じで。