恵比寿ピースフル

昨日はお笑いコンビのピースのトークライブを見に恵比寿まで赴きました。
恵比寿のガーデンホールってキャパ700人の会場がほぼ満席で。
さすが人気なんだなと感心したんですが、客席の98%が女子という状態には驚きましたね。
会場に入ってあまりの男子の少なさに思わず客席を二度見してしまったほどです。
こうも女子率の高い空間に押し込まれるのは受験で某大学文学部を受けた時と
幼少の頃通っていた学習塾で女子グループと一緒になった時以来だなと思い、
(どちらも教室に男子は私だけでした)
ここがウーマンリブ運動の会場で女性解放を唱える集会など行われていた場合、
私は肩身の狭さに会場を逃げ出し、涙目になりながら夜の恵比寿へ疾駆しただろうと思われ、
そこがピースのトークライブという文字通り平和な空間で良かったと胸を撫で下ろした次第です。
やはりこういうお笑いライブに足を運ぶのは女子なんですね。
特に今人気絶頂のコンビですしね。
ライブの内容は2人で楽屋で話してるかのようなユルい雰囲気で。
主に綾部が話題を投げかけて又吉がそれに乗っかってたまにボケたりという形で。
綾部はナンパで鍛えたトークスキルなのか2時間喋りっぱなしで、
月9のドラマの話とか他の芸人さんのエピソードとか話が止まらず流石でしたね。
又吉の方はというとフリートークだと基本口数少ないのですね。
病み上がりだからかテンションも低めだし。
でも又吉のボケの方が面白いし印象に残っているので流石だなと思いましたけどね。
今回のライブのタイトルの「ピース綾部の恵比寿ガーデントーク 年間ゲストピース又吉
というのは本当にその通りじゃんと思いました。
又吉だけだとトークが滞りがちだし、綾部だけだと浅いトークで終わりがちだし、
やはりこの2人は良いコンビネーションだなと思いましたね。
どこまでも対照的だし。
個人的にはやはり又吉のテイストの話が面白かったですけどね。
自分が有名になってしまって出来なくなったことのひとつとして
「町中で自動販売機の横など無意味な場所で佇むこと」とか
「歩道と車道の間の縁石の上を歩くこと」とか挙げてて面白かったですね。
縁石の上を歩いている又吉の姿を想像すると可愛いですけどね。
「プライベート縁石欲しいわー」というコメントが秀逸でした。
美輪明宏と共演した時に「この人生前の三島由紀夫と会ってるんだ、すげえ」と感激した話とか、
暗い文体で知られる作家さんが会ってみたら明るい人で、
「作風と本人のキャラ違い過ぎですね」と言ったら
「僕は暗さで人に迷惑かけたくないんだよ」と言われ自分も考え直した話とか、
あき竹城に太宰のことで質問された話とか、文学絡みの話など興味深かったです。
「青い春」という映画に出た時に根拠もなく過大評価されて困った話も笑いました。
年末の「オモバカ」と「ドリームマッチ」と「M-1」の連続の収録話も凄かったですね。
あんな濃い内容のものを連続してやってよく倒れなかったものだと。
キングオブコントTHE MANZAIの話にも触れていましたが、今年は出場するんでしょうかね。
明言はしていなかったですが。
ぜひ新ネタを見たいところですけどね。
今は毎日テレビで見ない日はないほどの売れっ子ですが、
これが落ち着いてからがある意味勝負ですからね。
月9も良いですがやはりコントと漫才のネタで彼らの面白さを味わいたいものです。
もう無駄にテレビ出なくて良いよと言ってやりたい気もするほどです。
彼らのトークライブは毎月やるみたいなので興味ある方はぜひ見に行くと良いでしょう。
ただし女子率の高い客席に耐えられる方に限りますけどね(笑)。