伊勢スタディモード

そんなわけで伊勢から戻りました。
今回の催しは夏待ち祭りという名称で、
横丁の従業員の方みな浴衣を着用という、
実に涼し気な企画で天気にも恵まれ良かったです。
絵付け教室も盛況でした。
私自身は浴衣は着なかったんですけどね。
絵の具を洗ったり作業するのに邪魔なので。
でも浴衣着用はなかなか良い趣向だなと思いましたね。
浴衣を着ると女子はみな「どうよ私」という若干のドヤ顔になる傾向がありますね。
そこが浴衣女子の醍醐味じゃないかと思います。
浴衣そのものよりも着こなしよりも。
女子が女子テンションを上げる様はとても良いものです。
浴衣でテンション低い女子がいたらちょっと嫌ですもんね。
そんな浴衣女子に囲まれての夏先取りな雰囲気での仕事でした。


そんな伊勢デイズですが、例の猫のいる古本屋には次の日も行き、
店主の方に猫やお店のお話など色々聞かせてもらいながら
猫を撫でまくって癒されました。
2日続けて本を買ったら値引きもしてくれました(笑)。
古本に合う動物チャンピオンは猫で決まりじゃないかと
猫と古本を愛でながら思った次第です。
もし全日本古本に合う動物グランプリが催されればの話ですが。
また次回伊勢に来た時もこのお店にお邪魔しようと思います。
で、次の日はべっこう飴細工の職人さんが横丁に来ていたので一緒に飲み、
次の日は横丁のスタッフさんたちと飲み、
なんだかんだで連日飲んでいました。
久々に美味い寿司を喰らいました。
セーイーでシースーだなと業界用語を用いてその美味さを実感した次第です。
最終日は帰るだけだったので伊勢で知り合いになった皇學館大学助教さんに
大学内を案内してもらい、見学させてもらったりしました。
この方山田氏のファンの方でライブなんかにもよく通っていたんだそうで。
私のアルバムなども聞いていてくれてたとのことで、
先月伊勢に行った時に知り合いになったのですよね。
伊勢神宮界隈に出入りしていると自然とその歴史とか形式とかに興味が湧いて来るもので、
この大学にも興味あったのでこれは是非にと見学させてもらった次第です。
関係者しか入れない資料室で貴重な資料を見たり、
神道の実演を行う道場みたいな施設も見せてもらったり。
学食とかの大学生の賑わいに懐かしさを感じて
大学生に戻れるものなら戻りてえと己の青春をやり直したい衝動に駆られたりもしました。
大学のあの青春な感じがおっさんになった私には眩しいのですよね(笑)。
その後学内にある神道博物館を解説付きで見学させてもらったんですが、
ここは貴重な資料満載で見応えありましたね。
2年程前に伊勢神宮の橋を新しく架け直したんですが、
その取り外した古い橋の一部が展示してあったのは驚きました。
神社の建築法とか建物の配置や供え物の形式などのフォーマットや
神にまつわるグッズ(と呼んでいのかわかりませんが)の展示など、
わかりやすく職員さんに解説していただいて勉強になりましたし面白かったです。
伊勢神宮式年遷宮システムについては何度かこのブログにも書いたんですが、
要は20年に1度本宮を移動して新しく作り直すんですよね。
で古い本宮は他所の土地の神社としてそのまま利用されるという。
その移す先の神社がもう20年前から決まっているんだそうで。
そういう詳しい話も色々聞けて良かったです。
この博物館にしかない貴重な資料もたくさんあるので
ぜひ神社に興味ある方は見ることをお薦めします。
大学関係者以外の人も入れるみたいなので。
その後その助教授さんと食事してまたの再会を約束して
伊勢を離れて帰路に着きました。
この助教授さん、元々図書館学が専門なんだそうで、
図書館や文学館の話も色々聞けて興味深かったです。
何か話を聞いていると深く勉強したくなってくるから不思議なものです。
学生の頃はあれほど勉強さぼっていたのに(笑)。
そんなわけですっかり勉強モードで帰りました。
まあ日々生きていることそのものが勉強なんですけどね。
というわけで6月もどんどん進んでしまっています。
スタディしていきたいと思うこの頃です。