逃走ミュージック

高橋克也容疑者逮捕に思うのは17年という逃亡生活における心理状態で、
如何様な心情で日常を生きていたのか大変に興味あるわけです。
報道によれば荷物の中にオウム関連の書物を入れていたとのことで、
まだ麻原への帰依があれば修行だと言い聞かせて耐えていたのかもしれませんが。
テレビ、ネットは見ていたのでしょうか。
普通の人のような趣味などは持っていたのでしょうか。
音楽なんてものを聞く機会などはあったのでしょうか。
彼や菊地直子らのCDラックには誰の何てCDが鎮座していたのでしょう。
高橋に関しては音楽など聞いていなかったかもしれませんが、
菊地直子は恋人と住んでいたことですし。
食事の時など小粋にクラシックやボサノバなど聞いていたのでしょうか。
(彼女らの住んでいた部屋の建物のボロさには似合わない感じですが)
一部報道によればカラオケで「亜麻色の髪の乙女」なんかを歌っていたらしいですが。
島谷ひとみベスト」をちっちゃなラジカセで聞いている菊地直子
彼氏が「何聞いてるの?」と問うと「うん、これ今度カラオケで歌おうと思って」
「へー、直子ちゃんそんなの聞くんだ?尊師のテーマじゃなくて?」
「んもーその話はしないで!」「しょうこうしょうこうしょうこう〜」
「んもう、いや!」「俺と麻原どっちが好き〜?」
みたいなスウィート(?)な会話がなされていたのでしょうか。
私的には彼女のCDラックには「稲垣潤一ベスト」とか「竹内まりやベスト」
辺りが置いてあって欲しい感じですね。
「けんかをやめて」を聞きながら自分を取り合う高橋克也と今の恋人との三角関係を想い
(同居していた恋人も同じ高橋という名字だったらしいですね)、
私のために喧嘩しないで!なんて悶えていたのかもしれません。
麻原はオーケストラを所有していたほどクラシック好きだったし、
完全解脱」なるバンドもオウム内にあったそうですし。
オウム内音楽パーティーなんてのは催されなかったんでしょうか。
DJ SHOKOみたいな名前で麻原がレコードを回してたら面白いと思うんですが。
まあ修行にはいかにもなヒーリングミュージックを用いていたそうなので、
菊地や高橋のCDラックにはその手の音楽があったのかもしれません。
高橋克也が普通にAKBとか聞いてたら意外ですけどね。
AKBの総選挙を見ながらメンバーをオウムメンバーに置き換えたりして。
「尊師が秋元康だとして。前田敦子は上祐かなあ。それとも村井か。
俺は篠田くらいかな。新実は板野かなあ。指原は早川か。」
などとOUM48を想定して悦に入っていたのかもしれません。
そこでふと菊地直子を思い出し、「あいつはアンダーかなあ」なんて思ったり。
「神セブンに入るには修行が足りないよ、うん!」
なんて独り言を言いながらワインを飲んでみたり。
「俺の推しメンは指原だな。ホーリーネームはさしこというのか!」
なんて言ってたりして。
「会いたかった」のメロで「修行しろ、修行しろ、修行しろ、イエィ!」
なんて口ずさんでいたかもしれません。
しかし菊地直子高橋克也も普通の人として日常生活を送っていたみたいで。
逃亡生活は気が休まらないのが基本でしょうが、
それでもふとした瞬間に口ずさんでしまう歌もあったことでしょう。
オウムの歌以外にも。
それが何だったのかちょっと気になるところです。
亜麻色の髪の乙女になって恋をしたかったんでしょうか、菊地直子は。
プロポーズして来た相手に「自分はオウムの菊地直子だ」と明かす瞬間。
どんな気分だったんでしょう。
立て続けに逮捕された3人の逃走犯のそれぞれの生活だけで映画が撮れそうです。
(平田の逃走劇は映画化されるみたいですね)
いざ全員が逮捕されて一連の事件が決着とは言い難いですが、
事件の全貌を伺える材料が新たに出て来ることを期待したいところです。