夏の部活道

日々をあわあわと過ごしているうちに8月が姿を現し私の目の前にすっと座り込みました。
頭を朦朧とさせるくらいの凄まじい熱気を伴って。
来るの早いよ、と8月に注意を促したいところですが。
奴は律儀にやって来るのです。
本当に早いのです、時の流れは。
誰かが誤ってカレンダーを数枚破り捨ててしまったのではないかと二度見したほどです。
この8月はどんな顔を見せてくれるのでしょうか。
果たして。


そんな8月の前夜、昨日は山田バンドのリハーサルに赴き。
8月3日のライブに向けてみっちりとリハを行いました。
今回は何と8人編成ということで。
スタジオには所狭しと機材とメンバーが並び、
山田氏はみんなを指揮するかのように向かい合って歌い。
まさに山田氏が先生でメンバーが生徒のような様相で、
私は経験ないけど吹奏楽部ってこんな感じなのかなーと思いながら演奏しておりました。
休憩中には安宅さんがクラリネットを、上野さんがフルートをずっと練習していて、
その音を聞きながら本当に放課後の音楽室みたいだなあと遠き日のことを思い出したほどです。
夏休みの合宿然とした感じで。
年代的に先輩後輩もいるし完全に部活だなこれはと。
言うなれば山田部でしょうか。
今回のライブに於いてはポチ部なんでしょうか。
年齢的に言うと真ん中の2年生なのかな私はと思いつつ。
先輩には「ジュース買って来て」と言われ後輩には「ジュース買って来て」と言う立場なんでしょうか。
「ジュース買って来て」の中間管理職なんでしょうか。
(まあみんな各々自分で静かに買って来るタイプの人たちですけどね)
部活ともなれば恋したり喧嘩したり青春模様が繰り広げられるのでしょうか。
私のすぐ隣にコーラスの綾香ちゃんが座っていたのですが、
新入生の綾香ちゃんには淡い恋心を抱きつつ言い出せずに卒業するパターンかな、
もしくは告白したら「ごめんなさい、私、山田先生のこと好きなの!」みたいなパターンかな、
と勝手に五十嵐17歳ポチ部青春物語を妄想したりもしたのですが
(くよくよするなよとイトケン先輩に校庭で慰めてもらうパターン含む)、
逆に(?)憧れの真里先輩と2人きりの部室で今流行りの壁ドンなんて展開もありかもしれませんね。
勿論私が壁ドンされる方で。
まあそんな妄想はさておいて。
私はメンバーの出す豊かな音にギターや鍵盤ハーモニカで参加させてもらい、
バンドって楽しいなあと高校生みたいなことを思った次第です。
当日は賑やかに、時にはしっとりと演奏し、ポチを送ろうと思っています。
チケはもう売り切れているそうですので当日来られる方は会場でお会いしましょう。


“夜の科学 vol.45〜wish upon a star ポチに願いを”
2014年8月3日(日)@ 恵比寿 天窓 switch
18:30開場/19:00開演/前売3,500円(1ドリンク代別途)
出演:山田稔明 with 夜の科学オーケストラ:
itoken、安宅浩司、五十嵐祐輔、海老沼崇史、上野洋、佐々木真里、立花綾香