夏のテレビジョン

気が付けば7月も下旬に差し掛かっているのであり。子供たちは夏休みという、今後の成長に関わる貴重な体験や将来役に立つ知識を得るための勉強や健全な発育のための運動などをする絶好の機会なのに昼まで寝てたりテレビ見たりゲームしたり夜更かししたり何にもしなかったりその芳醇なる時間を台無しにするでお馴染みの長い休みに突入しているところでしょうか。羨ましい限りです。
夏休みというとアニメの再放送やってたり(私の記憶では毎夏「タッチ」を放送していた覚えがあります)、心霊や怪談番組をやってたり、プールや海などを舞台にしたバラエティの特番やってたり、花火の中継やってたりと夏の風情とテレビ番組がセットで思い出されるのですが、幼少の頃の私がそれだけテレビっ子だったということでしょう。私もテレビの前で貴重な夏時間を無駄にして来たわけです。
今はテレビのない生活を送ってるんですが、それは「テレビなんてくだらない番組ばかりやってるじゃん。必要ないよね」とか「テレビがないと自然に会話も増えるじゃない?音楽と外の環境音を聞きながら、会話を楽しみながらゆっくり過ごすのが好き」みたいな意識高い系の理由ではなく、単にアンテナ工事頼むのが面倒くさいからという理由で電波を受信しない環境に身を置いているだけなんですが、それでテレビを見なくなったかというとそんなことはなく、見たい番組は後日youtubeでチェックして必ず見ているのであり、やはりテレビっ子なんだな自分は、とつくづく思い知らされているところです。「ざっくりハイタッチ」とか「お笑い向上委員会」とか毎週見てますし、「アメトーク3時間スペシャル」とか下手したら27時間テレビみたいな長いものまで摘んでネットで見ることもあり、充分なる現役テレビっ子なのです。youtubeで見るなんてのはテレビの視聴方法としては正しくないんでしょうけどね。
かつての夏休みを思い出し、午前中に懐かしアニメを再放送気分で見て、金鳥蚊取り線香など夏気分のCMを合間に挟み、昼間は笑っていいとも、午後は再放送のサスペンスドラマ、夜は心霊番組、芸能人水泳大会、ドリフのコントなど自分なりの夏休み番組を構成し、昭和気分で見るなんてのもネットでは出来そうです。(志村けんがスイカを早食いする場面などは平成の世でも現役で見られるのが凄いですが。)マイ夏休みプログラム。
しかし全部ネットで見てるということは、テレビっ子と言うよりもネット子とでも言うのでしょうか。(ひょっとこみたいな発音ですが。)テレビじゃなくてネットに時間を費やしている感じですし。
しかしテレビにばかり子が付いてネットには付かないのは時代なんでしょうか。スマホっ子とも言わないし。ネットやスマホはテレビよりも依存度が高く深刻だからから単に依存や中毒と称されてしまうのでしょうか。「〜っ子」という称し方に昭和ののどかさを感じたりします。インターネッ子。
今年の夏はどんな夏になるのでしょうか。果たして。ネット越しにテレビを見ながら夏本番を迎える私です。