禁断バウムクーヘン

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年明けて三が日は恒例の帝国ホテルの営業で休む間もない状況なのですが、基本座りっぱなしなので疲れるけど運動不足という困った状態で、2017年は身体を動かすというのを抱負にしたいなと思いつつ、移動にはなるべく階段を使ったりなど配慮している次第です。年末に腰を痛めたのも同じ姿勢で長時間詰めて仕事をしていたからで、なにしろ運動不足になってしまうのですよね。運動しないと体重も増えがちですし。タカテツさんなど普段からランニングしている人を見るとスリムな体型を維持しているし、私も今年は走ろうかななどと頭の片隅で思ったりしている元旦です。
私もそうなのですが、私の妻も年々体重が増加しており、いい年になっても人って成長するんだね、人って(物理的に)大きくなるんだねと妻に遠回しに忠告するも「そうなんだよね、人っていつだって成長出来るんだよね」などとポジティブに捉えながらカロリーの高いバウムクーヘンなどをもぐもぐ咀嚼しておるので「違うそうではない、ダイエットしないとヤバい体重に増加していると言っているのだ、今すぐ甘いものの咀嚼と摂取をやめろ」と言っても「甘いものは私に必須なのだ」と聞く耳を持たず、「体重計に乗れ」と体重計を差し出すと「私は絶対に乗らない!」と逃げ回るのであり。うちの猫ミル坊は掃除機を見ると逃げ回り「シャッー!」と威嚇するのですが、うちの妻は体重計を見ると逃げ回り「シャッー!」と威嚇するのです。人間が作りたもうた文明の利器に威嚇するではないと忠告を試みるのですが、かなわないのです。差し入れなどで甘いものをいただく機会も多いのですが、その場合食べ過ぎぬよう私が秘かに監視し、見えぬ場所へ隠しておいても妻は金塊を掘り当てる開拓者の如く、犯人の居場所を瞬時に嗅ぎ分ける警察犬の如くそれらを見つけ出し、いつの間にかペロリと平らげているのであり、体重は増加の一途を辿っているのです。流石にヤバくないかと体重計を目の前に差し出し強制的に乗らすと「うわ、こ、これは!」とその天文学的数値に青ざめ、「今日からダイエットする!」と宣言し、しばらくは炭水化物を減らしたりアルコールを控えたりなどしていたのですが、1週間くらいしてふと妻の買い物袋を開けると中からポテトチップスの欠片が飛び出し、「おい、これは何ぞや、ダイエット中ちゃうんか!お前は減量中我慢が出来ず夜中にこっそりうどんを食べているところをジョーに見つかりぶん殴られて鼻からうどんを出したでお馴染みのあしたのジョーのキャラクターマンモス西か!」と動かぬ証拠を突き出すと「たまに食べないとストレスがたまるんじゃい!シャッー!」と威嚇をする始末でダイエットはままならない様子なのです。マンモス西のように「ジョー、すまんなあ」とはならないのです。
私はというと年末に胃痛に襲われてから1週間アルコールを抜き、主におかゆなど食べていたせいで少し体重を落としたのですが、この先も日々おかゆを喰らって酒を抜く人生も文字通り味気ないのであり、何とかバランスを取りながら調整したいものだと思ったりしている次第です。それこそストレスためても良くないですからね。
これを読んでいるダイエット中のみなさん、マンモス西を反面教師として頑張りましょう。鼻からうどんは禁止の方向で。