年始グルメ

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。この年末年始は池袋東武、帝国ホテルと催事続きで慌ただしく過ごしておりました。特に帝国ホテルは連日21時半までという長丁場で、元旦からせっせと働いておりました。まあ毎年のことなんで慣れたものですけどね。
帝国ホテルでは昼も夜もお弁当を用意して貰っているのですが、ある昼に食べようかと楽屋に赴くと「すみません、発注ミスで弁当が足らなくなっちゃいました!」とのことで。何だおい正月早々お昼抜きかいと一緒に出ている職人仲間のAさんとブーブー言っていたら、「仕方ないので、お客様用のブッフェで好きなもの食べて良いですよ」と食券を渡されまして。帝国ホテルのブッフェなんて言ったらあなた、高級な食材を高級なシェフが高級に料理してくれ高級に提供してくれる何しろ高級なお食事処なのです。我々は「まじすか!」と喜び勇んでその高級会場へと身を投じると、そこには有名な(かつ高級な)お店の名前が連なっており、和洋中何でもござれと揃っているのです。しかもどういうわけか券をたくさんくれたので、値段を気にせず高級品を手に取ることが出来るのです。こんな素敵なお年玉があるだろうか、否、ない(反語)といった状況なのです。そんな状況でまずどこから攻めるかというと「寿司っしょ!」となるのであり。Aさんと共にいそいそと高級江戸前寿司コーナーに行くと職人さんが目の前で中トロやいくらなど好きなネタを握ってくれるのであり。私は心の中で「すっしっくいーね〜」とシブがき隊の往年のヒット曲に合わせて喜びの寿司ダンスを全力で踊りながらそれを受け取り、テーブルに運ぶも当然一瞬で食べ終わるのであり。Aさんはその後そばを攻めたり早くもデザートのぜんざいなどをセレクトしていたのですが、私は無性に焼きそばに惹かれてしまい。しかし高級が揃うブッフェに於いて何故にお祭りの屋台でお馴染みの庶民のおやつ焼きそばをセレクトしてしまうのだ五十嵐よ、と今となっては思うのですが、なだ万の焼きそばに心奪われた私はそれをむしゃむしゃと平らげ。寿司と焼きそばのコラボをキメたったで!と悦に入ってるとAさんが「ヘッヘッヘ」とヤバいブツを目の前に運んで来まして。それはフォアグラステーキ丼という代物で、フォアグラをセンターにステーキが周りを囲み歌い踊る、肉坂46といった豪華極まりない一品なのであり。私はすでに満腹になりつつある胃袋を懇々と説得し、「フォアグラやで」「ステーキやで」「46やで」と言いくるめ、それをゲットし、絶品をいただく運びとなりました。2018年フォアグラ初めにしておそらくフォアグラ納めでありましょう。それはもう美味しかったです。一緒のテーブルにいたアルバイトの女の子も寿司だの中華だの好きなものを平らげ、デザートにマロンケーキまで食べたのに「私もフォアグラステーキ丼食べようかな」と追加でペロリと平らげ。若い女子の胃袋の底なしっぷりを目の当たりにして少し引いた私ですけどね。総額4000円近くも食べてしまいました。贅沢なランチです。
そんな帝国ホテルには山田氏が「正月気分味わいたいから」と遊びに来てくれ、ざるを被った犬張子を買ってくれました。(ちなみにざるは竹で出来ているので、竹かんむりの下に犬と書くと「笑」という字に見えるところから由来しています。)きっとこれを飾れば笑いの絶えない1年になることでしょう。山田氏は「今年芸能人来た?」などと嬉々として聞いておりましたが、今年は特に見かけなかったですね。以前はよく貴乃花親方ファミリーをお見かけしてうちで買い物もしてくれたのですが、今年は姿を見なかったです。最近は何かと忙しいのでしょうか。山田氏はその後、縁日でたくさん駄菓子を買って帰っていきました。正月気分を味わえたのでしょうか。
そんな年始でしたが、催事も落ち着き、早速レコーディング作業など始めています。草とten shoesというバンドの音源をおそらく今年リリースすることになるかと思います。fwjの録音の方も同時に進められたら良いなとぼんやり思っている次第です。このブログもユルく更新して行こうかと思っています。まあ本年もよろしくお願いしますということで。